11月16日週の資金調達
1 中国の遺伝子操作ワクチン開発が227億円調達 2リモートワーカーへの総務対応ツール が35億円調達 3 AIによるエンドポイントのセキュリティが267億円調達 など
SEQUOIA CAPITAL
①Fishtown Analytics / 企業内のデータアナリスト向け分析エンジニアリングツールの開発 B2B ソフトウェア
2950万ドル(約29.5億円) シリーズB
データアナリストが、Fishtown Analyticsのデータモデリングを通じて組織内のナレッジを簡単に作成および配布できるようになる。
https://www.fishtownanalytics.com/
注目のポイント:近年、顧客である企業はデータを所有しているものの、整理し利用することができていないという課題があった。Fishtown Analyticsを使うことで、その問題を解決することができる。
②RecBio / 中国にて遺伝子操作ワクチンの開発 B2B 製薬
2億2660万ドル(約226億円) シリーズB
2012年設立。主要な疾患向けの遺伝子操作ワクチンの開発と商品化に注力。
注目のポイント:近年、遺伝子操作による治療法の開発に注目が集まっているが、シリーズBで226億円の調達は珍しいと言える。直近では、同じく中国のEdi GeneがシリーズBで67億円調達したが、今回はその3倍以上の調達となった。
③Remote / 企業向けリモートワーカーへの総務対応ツール B2B ソフトウェア
3500万ドル(約35億円) シリーズA
リモートで働く従業員と請負業者に国際的な給与、福利厚生、コンプライアンスサービスを提供する。
注目のポイント:近年、リモートワーカーへの対応するためのプロダクトに注目が集まっている。直近では、YC卒業生が創業した、リモートワーカー対応の人事総務ツールのDeelがシリーズBで30億円を調達している。
④LingoAce / シンガポールにて華僑向けオンライン中国語学習ツール B2C 教育
600万ドル(約6億円) シリーズA
オンライン中国語学習コースを提供。80か国で10万人以上の登録学生にサービスを提供し、2,000人以上の認定教師がいる。
注目のポイント:顧客である華僑において、世界で1億人以上が中国語を学んでおり、そのうち2700万人が幼稚園から高校までの生徒である。そして、コロナの影響もあり前年比で20〜30%増加しており、今後も市場の拡大が見込まれる。
⑤SentinalOne / AIによるエンドポイントのセキュリティ提供 B2B ソフトウェア
2億6700万ドル(約267億円) シリーズF
イスラエルを中心に、サイバーセキュリティ市場に注目が集まっている。SentinelOneは、その中でもエンドポイントに特化しており、その市場は約8000億円で、2024年に1.8兆円まで広がると言われている。
注目のポイント:COVID-19により、これまで以上に多くの企業と消費者がインターネットを利用している。その意味で、サイバーセキュリティの中でもエンドポイントのセキュリティに対する需要が大きく増加しており、SentinelOneが解決しようとしている。
ANDREESSEN HOROWITZ
①Isovalent / データの流れを管理するためのLinuxベースのネットワーキングプラットフォーム B2Bソフトウェア
2900万ドル(約29億円) シリーズA
従来と異なるアプローチで、安全でシームレスかつ、アプリケーションのパフォーマンスを低下させない方法で、クラウドネイティブの可視性・セキュリティを提供する。
注目のポイント:これまで、ネットワークソフトウェアは、サーバーのオペレーティングシステムの上にインストールされるため、時間がかかっていた。Isovalentは、直接オペレーティングシステム自体に埋め込むことを可能にし、効率化を実現した。
今週もありがとう!
## Fishtown Analytics
data warehouseの提供から、そこでのデータの前処理をdata modellingとしてパッケージ化しているんですね。 data scientistとしてはどこまでこれに頼るかだよね!lol
## remote
普段社内向けSE等が作っている社内専用の勤怠管理ツール等はなかなかクオリティにかける部分があったけど、こういったHRtoolが栄えてくるとよりremoet workを推進できるね!
## LingoAce
これまであまり中国語の学習というのは調べたことがなかったけど、こういったものがあるんですね!オンラインでもっと効率的に学習ができるのであれば素晴らしいですね!
** https://mschf.xyz/ このサイトはなかなかショッキングね lol 新しい!