12月28日週の資金調達まとめ
1 インドのコンテンツプラットフォームが100億円の調達 2 中国の抗体治療薬開発が100億円調達 3 中国の医療データソリューションプロバイダーが61億円調達など 合計8件
SEQUOIA CAPITAL
①Lalamove / 香港のオンデマンド物流プラットフォーム B2B プラットフォーム
5億1500万ドル(約515億円) シリーズE
顧客とドライバーは12秒以内にマッチングされ、 現地配送はドアツードアで55分で行われている。
https://www.lalamove.com/global
注目のポイント:市場である中国において、モバイル端末の所有者が9億3200万人に達している。Lalamoveは大手スマホメーカーからも出資を受け、モバイル端末をのプラットフォームを構築することに成功した。
②VerSe Innovation Pvt.Ltd / インドのコンテンツプラットフォームDailyhuntの親会社 B2C ソフトウェア
1億ドル(約100億円) シリーズ不明
DailyHuntは、トレンドトピックに関する最新情報を提供するモバイルアプリケーションソフトウェアを開発。評価額は1000億円を超えるユニコーンとなった。
注目のポイント:近年、Dailyhuntの市場であるインドではユニコーンが増加しており、21社のユニコーンがあると言われている。それらの企業に最も多く投資(9社)しているのは、ソフトバンクとなった。
③Transcenta / 中国において抗体治療薬を開発 B2B 製薬
1億500万ドル(約105億円) シリーズ不明
高品質な抗体医薬品を開発し、手頃な価格で提供している。
注目のポイント:近年、バイオテック業界においては、中国に多くの資金が集まっており、臨床CROのdMed、腫瘍や免疫のD3Bio、遺伝子操作ワクチンのRecBioがSEQUOIAから100億円以上の調達を行っている。
④Pine Lab / インドの小売店向けフィンテック B2B ソフトウェア
1億ドル(約100億円) シリーズ不明
電子機器、食品・飲料、ファッション、航空会社など、さまざまな分野の100万以上の加盟店がある。
注目のポイント:2020年1月にユニコーン入りをしていたが、今回のラウンドによりインド国内で3番目に評価の高いフィンテック企業となった。上位には、One97 Communications Ltd(評価額160億ドル)、PhonePe(55億ドル)がある。
⑤Synyi AI / 中国のAIを活用した医療データソリューションプロバイダー B2B ソフトウェア
6100万ドル(約61億円) シリーズD
コアチームの技術的な成果は、多くの国家および自治体のプロジェクトに適用されています。トップジャーナルに20以上の論文を発表し、国際的な医学会議で講演を行っている。
注目のポイント:近年、エンタープライズを中心にビッグデータの整理、活用を行う企業に注目が集まっているが、中国の病院というドメインにおいてはSynyi Aiがリーダーとなる可能性がある。
⑥Tecton / 機械学習用のデータプラットフォームの提供 B2B ソフトウェア
3500万ドル(約35億円) シリーズB
機械学習固有の要件に合わせて構築された新しい種類のデータプラットフォームを提供。
注目のポイント:近年、AIを利用しリアルタイムの意思決定を自動化しようとする企業は増えている。その中で、本番環境で迅速、かつ大規模に実行するためには、データレイヤーを適切に取得する必要があった。Tectonはその課題を解決しようとしている。
FOUNDERS FUND
①Peptilogics / 抗菌分野のバイオテック B2B 製薬
3540万ドル(約35億円) シリーズB
前臨床試験で耐性菌やバイオフィルムに対して有効性を示すeCAP技術を開発。
注目のポイント:近年、アメリカと中国の製薬業界の資金調達が目立つが、中国のdMed、D3Bio、RecBio、Transcentaがいずれも100億円以上の調達をしているのに対し、アメリカのGenetech、BioAge、Peptilogicsの調達額はいずれも100億円未満となっている。
ANDREESSEN HOROWITZ
①Tecton / 機械学習用のデータプラットフォームの提供 B2B ソフトウェア
SEQUOIAで上述。